不動産用語集

保証金・償却費

❖【保証金 ・敷金】

保証金は貸主/管理会社に預ける事前の費用です。保証金・敷金の言葉の意味合いは同じです。
解約後(退去)は、「償却費」以外は、原則、6ヶ月以内に返金されます。

保証金は通常、賃料の1ヶ月分×〇ヶ月分と設定され、この「〇ヶ月」については物件によって
ばらつきがあります。飲食店舗の保証金は、およそ賃料の8ヵ月~12ヵ月 程度。
※保証金の金額は、物件、エリアによって様々です。

物件によっては、保証金に消費税が加算される物件もありますので、
事前に余裕をもってお考え下さい。

保証金は、退去時のスケルトン戻しの解体工事費用を入居者が行わなかった場合の、
補填として、また賃料の滞納があった場合は保証金から補填されます。

万が一、入居者にて退去時に解体工事が行われなかった場合、貸主/管理会社は
預かった保証金から、解体工事費用を充当して工事を行います。

解体工事には1坪あたりおよそ8〜15万円ほどのコストがかるため、
事前に預かる保証金が高額になります。

アスベスト除去(2006年以前の建築物)に関しては、通常の解体工事費用
(坪単価)の約5倍 ほど費用がかかる場合があります。


❖【償却費(敷引き)】

一般的に退去時に保証金の20%や2ヵ月分の金額を差し引き(償却費)、残りの保証金を、
入居者へ返却する仕組みです。 

例:保証金10ヵ月  償却2ヵ月の場合、退去後に原則8ヵ月の保証金を返金されるという意味です。
(保証金は退去後、6か月以内に返金されるのが一般的な契約内容です。)

物件によって、償却費の金額が異なります。償却費が1ヵ月 や2ヵ月のところもあれば、
10% 20% 30%というところもあります。


※また、異例なケースとして、貸主/管理会社によっては、
初期費用の支払い時に償却費を加算して請求するところもあります。

例:保証金 10ヵ月  償却費 2ヵ月となっていた場合、
初期費用の清算書に合計 12ヵ月分、償却費を含めて請求する方もいます。

退去後に預かった保証金の10ヵ月分を返金する仕組みです。

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