不動産用語集

建物設備


❖【 建物設備 】

 店舗物件を借りる際、建物によっては、出店業態が必要とする【 電気 】・【 ガス 】・【 水道 】の 
 容量(スペック)に「合う物件」/「合わない物件」があります。


 建物の設備状況を、内見時に確認するか、事前に不動産会社に確認しておくとよいでしょう。
 当社では「会員登録」 された方には、事前にある程度、設備スペックを確認した上で、出店業態に
 合わせて定期的に「店舗専門ナビ」より物件情報をお送りしています。


 また、内装工事のご依頼の方は、当社、設計・施工部が対応致しますのでお問合せ下さい。


❖ 電気は、店舗物件の場合「電灯 100V」・「動力 200V」があり、エアコン・冷蔵庫や
コンベクションオーブン等、多くの電力を必要とする器具は、通常「動力 200V」 を使用します。


照明器具等は、電灯 100V を使用します。使用器具によって電灯・動力を分けています


                                        既存の電気容量は、電気分電盤(ブレーカー)に記載しています。



また、建物にキュービクル(高圧受電設備)が設置してあれば、電気容量を増やすことが可能です。
( 月々の電気料金は貸主から請求書が送られます。)


例: 既存の貸室内には、電気が60A であったが、建物にキュービクルが設置してあった為、
     電気容量を 電灯 120A 動力 120A まで上げることが出来た。


下記 キュービクルになります。建物の屋上や地下等に設置してあり電気主任技術者が保安点検を行います。



❖ ガスに関しては、既存のガスメーターの容量が求めるスペックに見合っていなくても、
   ガス管の太さによって、ガスメーターを取り換えて容量を上げることが出来る場合があります。


  例:内見時に既存が6号のガスメーターが設置してあったが、調べたら、ガス管の太さが32mm
     あったので、結果、10号のガスメーターに取り換えて、焼肉業態が可能になった。等

                                                                         下記 ガスメーターになります。



参考までに飲食店における、必要なガスメーターの大きさを下記 記載致しました。


3号/4号=家庭用のガスメーター カフェ、BAR、スナック、軽飲食程度

6号=小料理、和食、寿司、BAR、カフェ、定食屋 ラーメン、イタリアン

10号=居酒屋、洋食、和食、)ラーメン、イタリアン  焼肉

16号=イタリアン、フレンチ、ラーメン、中華料理、焼肉、炭火料理 

  ※上記はあくまでも参考程度になります。

通常、都市ガス(13A)の場合、1号=1㎥ =11,000Kclになります。
6号メーターの場合 66,000 kcl 10号メーターの場合 110,000 Kcl


出店者が店舗で使用するガス機器のカロリー数を合計して、必要なガスメーターを設置するので、
場合によっては、6号メータ―で「ラーメン業態」や「とんかつ業態」等の営業が可能なケースもあります。
❖ 焼肉・中華料理は強い火力を使用するので10号または16号メーターはあると良いでしょう。


❖ 水道に関しては、家庭用と違い、店舗の場合はより多くの水を使用します。


下記 水道メーター になり、地面に埋まっています。

水道メーターは他のフロアのメーターも並んで設置してあることが多いので、
対象物件のメーターであるか確認します。

通常、家庭用は13mm程度のメーターですが、店舗の場合、
20mm、25mm 40mm等 記載があるので確認します。



◉飲食店舗の場合は、「排気ダクト」の設置に関して、近隣、上層階の入居者に迷惑がかからない
よう、屋上までダクトの立上げ、または、消臭対策が必要になる物件が増え続けています。



                                                     下記  排気ダクトの一例になります。



                                                        下記 消臭器 の一例になります。
     排気ダクトに連結して、匂い、煙を抑えます。消臭器はメーカーによって様々です。


   建物の設備に関するご質問・内装工事についてのご相談は、当社 営業スタッフ、
   または設計・施工部までお問合せ下さい。【 内装工事をご検討の方

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